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介護生活で泣けた話

1月から始まった 両親の介護生活も もうすぐ3ヶ月を過ぎようとしています
日課になった 朝の両親のおしもの世話も かなり慣れては来たものの
確かに腰痛が 遠くで痛くなって来ています
父は 尿意があるため 夜中も 尿瓶を使いたがります
しかし 薄暗い夜 ベッド上での作業には 限界があると思います
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どんなに失敗しても どんなに汚れても 本人の意思を尊重して 尿意があるたび
尿瓶で取らせるべき! これが本来の教えかも知れません

昨日も 少し尿が入った尿瓶を 畳の上に空けてしまいました<涙 涙 涙
それでも怒ることなんかできっこありません
ひたすら 雑巾で拭くしかなく 何度も何度も・・・
父に「お願いがあります せめて夜だけでも 尿瓶を使わないことを約束して・・・
朝になったら 出来る限り早く 綺麗にしてあげるから・・・」

父は 。。。。。。。。。。。。。黙っていました<悲しかったです

今朝のことです
部屋に入り「おはよう」を言うやいなや 父が言いました
「夕べは 一度も尿瓶を使わなかった でもどうなってるか知らんぞ!」

私は 「ありがとう 嫌だったね?」・・・・・思わず言葉が出ていました。
それから 身体を拭き 着替えを済ませると 父の口から 信じられない言葉が聞けました
「あ~さっぱりした」<たった一言でした

3ヶ月間 ただの一度も感謝の言葉を言わなかった父の口から聞いた 最高の言葉でした。
何だか 父との間にあったわだかまりが 一気に無くなったような気さえしました。

by kuritokoro | 2010-03-21 14:26 | 日記