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ところ変われば~何とやら~

母の妹(78歳)が亡くなり 富山へ行って来た    通夜→告別式に習慣の違いに驚いた

富山駅の近くのビジネスホテルに予約して 歩いて通夜へ・・・・

ホテルのドアマンもかなりびっくりだと思うわ 黒装束の軍団が ロビーで、うろうろ
動き回るもんだから じろじろ見るわ見るわ。。。。。

セレモニー会館へ行って驚いた。 我々は2階だったけど 1階ではすでにすすり泣く声がして
通夜の真っ最中! 3階~4階~と一体どこまであるんだ? ここは???

各階には、お風呂&旅館のような名前のついた客室が数多くあり 遠くから来た人たちのために
用意されていたのだ!

何かと びっくりする事が多い中 通夜のお経が終わると 坊さんがマイクに向かって仏の
思い出話をしてくれるのかと思いながら 耳をすますと いきなり ご自分の宗派の説明と 
宗派の作法を説き始めた まずは数珠の正しい持ち方 合掌の時の持ち方 

焼香のときの回数や お香の量 何本の指でするか?など 先ほどから見ていると 無作法なやり方もちらほら見受ける・・・・などなど。。。。。とてもやさしい口調できつい事を話す坊さん

話し終わると さっさと帰られました
告別式では 焼香の順番もなく 椅子に腰掛けた順に 案内されるがままです

最後のお別れも やっと顔が見える程度に開けられた棺の蓋に驚いた

遺族が 花を持たされ 「どうぞ お母様にお花をたくさん入れてあげてください」。。。と
これだけの人数の人が それぞれ花を入れると 叔母の顔は花で埋まり見えなくなるに決まっ
てるわ! みんな遠慮して 花を小さくしたり わざと下の方へ入れたりと 結構努力したんだ

案の定 叔母の顔は 花で埋もれ ほぼ目が見える程度に・・・これが花でいっぱいになったご
遺体!と言うのでしょうか?

悲しかったお別れも どんどん笑みを浮かべるほど 和やかなお別れとなって行くのがわかりま
した。 初めての経験でした

ホールのスケールに反し 火葬場の古くて小さいこと小さいこと
それでも 1時間50分で焼きあがりますから~~~~と説明があり たんたんと事は運びまし
た。

我々は その場を後にするわけですが 会館に着くが早いか 初七日法要をするとの説明があ
り まだ 1時間半もあるのに お骨拾いはいつするんだろう???と考えているうちに 坊さん
が来た。 案の定 初七日法要が始まり お経が聞こえて来ます またまた 案内されるがまま

たまたま座った席の順に 焼香を・・・・でも 叔母のお骨はありません(焼いてる最中)

坊さんのはげた頭を見ながら 焼香と合掌をするんです

ある時 ちゃりん!と小銭が落ちる音がしたので こちら側の親族は、ざわつき始めました

会館の人が近づいて来て言いました 「こちらの習慣で 坊さんに お賽銭をあげてください 
いくらでも構いませんから・・・」 

みな 大急ぎで 100円玉を用意して 焼香に向かいました

でも なんか変だ! 絶対変だ!と思いながら 私も焼香を済ませた

「初七日法要は これで滞りなく終わりました」。。。。。と係りの人が言いました

まるで 慌しく事が済み すぐに 会食が始まり ご馳走を頂くのですが 喪主もしっかり食べて
いましたが 時間が来ても お骨拾いに行く気配もありません

叔母は 一体 どうなってしまうんだろう???と少し不安になっていると

アルコールで少し赤い顔の人も居る中 また 部屋を換わることに。。。

そこには 50センチ角ほどの木の箱があり 開かれると 叔母だろうと思われる お骨がありました しかもめちゃくちゃに入れられたようにまとめられたお骨でした。

係りの人から 何の説明もないまま 箸を持たされ 喪主が骨壷の中へゆっくりゆっくり運んで
いました。 驚くことに 骨壷が 大きな花瓶ほどあるんです

親族が 運び終わると 係りの人が 箱の中の敷物をつまみ出し 骨壷の中へ 両手で掬い取

り 入れるのが 何とも悲しかったです。

最後は 敷物を 振るうように お骨の粉まで入れました。

こんなの 見たことありますか?

人が死に 最後の別れの儀式が まるで ゲームのように終わったのでした。

by kuritokoro | 2007-06-22 11:46